子育て

【1日10分】絵本の読み聞かせがもたらす幸福と動画との付き合い方

なかなか時間が取れなくて」「忙しくてそれどころではない」「スマホの方が喜ぶ」など、様々な理由で家に絵本がない家庭は年々増えているようです。

『読み聞かせ』お子さまにしてあげていますか?

おさとちゃ

動画を見せておく方がラクだからつい読み聞かせよりもそっちを選んじゃう…。

そういう方も多いよね◎じゃあ、読み聞かせのメリットと動画との付き合い方を一緒に見ていこう♪

※今回の記事は、ブックネットワーク北九州 代表 仲 紀子さんがセミナーで話してくださった内容を元に作成しています。

この記事のゴール

・どうして『読み聞かせ』をした方が良いのかが分かる
・絵本と動画の違いや付き合い方が分かる

『読み聞かせ』とは

読み聞かせとは、その字のごとく『子どもに本や絵本を読んで聞かせること』です。
子どもの言葉の技術は『①聞く』『②話す』『③読む』『④書く』の順に発達します。

言葉を持たない乳幼児でも、『①聞く』力は発達しているので、読み聞かせをすることで本の世界を堪能してもらうことができ、子どもと本を直接結ぶ手助けになります。

言葉の技術をステップ順にすべて習得した子どもでも、まだ文章を『物語』として読み取れない場合も多くあります。『読み聞かせ』をすることで、読解力を深めることができ、自分で読書をする子どもになるよう手助けをします。

読み聞かせのメリット

想像力創造力集中力の育成
言語力の向上
感情倫理観の発達
親子関係の強化ストレス軽減

\プロが毎月選ぶサブスクがおすすめ☆/

読み聞かせをする時期(いつからいつまで?)

おさとちゃ

読み聞かせって、いつからいつまでの時期に始めたらいいのかな?

お助けうさぎ

いつ始めても早すぎることはないんだよ◎妊娠中の読み聞かせも赤ちゃんの聴覚発達やママのリラックスにいいとされているよ◎

読み聞かせをするのに、「早すぎる」という概念はないようです。
赤ちゃんも、読んでもらいながら言葉の響きやリズムを楽しみます。そこから言葉を覚えたり楽しい体験を積んで心を育てます。特に絵本の場合、視覚で想像力を補えるため、内容をより深く理解(読解力)する手助けをしてくれるため、効果的です。

絵本を卒業したら、『童話』や『児童書』も読み聞かせると良いとされています。10歳ごろまでは『読み聞かせ=読書』と言われ、大人に読んでもらうことが読解力を深め、理解や感動を得やすい子に成長します。

【結論】読み聞かせは、生後から、10歳ごろまで
※妊娠中でも効果あり

【なぜ10歳ごろまでなのか】
その理由を少し深堀りしてみます。
小学5年生ごろは男女とも、自分が読めるもの、興味があるものを選び始める年齢です。
また『社会性』が出始める時期で、『三国志』や『戦国武将』などの歴史ものから『友達関係』といった人間関係などに興味関心を持ち始め、その方向は子どもによってさまざまです。それぞれの思う方向や分野に個性が現れ始める時期のため、探し求める姿を見守っていく時期に入ります。

おさとちゃ

読み聞かせをしてたくさんの本に触れあっておくことが、この時期に「自分で好きな本を選ぶ」という選択をすることにつながっていくんだよ~

読み聞かせをすると大人にも効果アリ?

これは、約2カ月間親子で読み聞かせを行いその前後でその関係がどう変化したのかを表す表。この結果から、親子ともに成長できる「読み聞かせ」が重要なことが分かります。

母親のストレスの低下(『「本の読み方」で学力は決まる』より転載
おさとちゃ

読み聞かせは、子どもだけではなく大人の脳にも効果があるのはしらなかった~!一緒に成長できる感じがしていいね♪

\こちらの本に詳しく掲載されています/

AIの進化が顕著な現代だからこそ必要な『読み聞かせ』

スマホやタブレットなどの電子機器、AIの発達が顕著な現代で、正しい情報を得るためには『読解力』が必要になってくるのではないでしょうか。自ら何かを発信することも簡単にできますが、そこには『語彙力』『想像力』が必要になります。

ネット上でのトラブル回避の第一歩としても「読み聞かせ」をしてみませんか?♪
ここで2ちゃんねる創設者 ひろゆきさんの名言を紹介します。

うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい

2000年 2ちゃんねる創設者 西村博之さん


ネット社会の現代を走り抜けるためにも、『読解力』が必要なことが分かります。

絵本と動画の違い

絵本の読み聞かせと動画視聴には、それぞれ異なるメリットがあります。
両方の特徴をよく理解し、バランスをよく活用していけたらいいですね♪

絵本のメリット

・親子関係が良くなる
・想像力、創造力の育成
・言語力の向上
・感情、倫理観の発達

動画のメリット

・視覚、聴覚的刺激
・最新の知識を得られる
・好きな時に視聴可能
・大人は家事に集中できる

それぞれにメリットがありますが、動画では間に人を介さないため、双方間のやり取りができないことや、キャラクター本人が喋るため世界観が画一化されてしまうなどのデメリットもあります。また、中毒性があるため、一度見始めた子どもはなかなか離れようとしません。

そのため、見る時間を区切って調整する必要があります。
大人が調整する姿を見せることで、ルールや時間を学ぶことができます。極端に禁止するよりも、上手に付き合って親子で楽しむことが大切です。

両方の良さを上手に取り入れた子育てをしよう

動画と絵本を連動させた新しいかたちの商品もあります。
たとえば、BabyBusの「タッチ!タッチ!」

  • 絵本で学んだ内容を動画で再確認できる
  • 触れる絵本と動くキャラクターの両方を楽しめる
  • 親子で一緒に学び、遊ぶ機会を増やせる

など、絵本の読み聞かせと動画視聴それぞれのメリットをあわせもっています。
プレゼント用に購入される方も多いとか。

まとめ

IT化がすすむ現代でも『読み聞かせ』が必要な理由と動画との付き合い方について解説しました。

・読み聞かせ時期:生後から、10歳ごろ
・想像力・集中力の育成、言語力の向上、感情・倫理観の発達などに読み聞かせが有効
読み聞かせの効果は大人の脳にもあり、親子関係の強化とストレス軽減につながる
・ネット社会を生き抜く能力『読解力』『語彙力』『想像力』が身につく
動画も交えて上手に付き合っていくことで、より楽しい子育てlifeを過ごせる

読み聞かせを通じて、良好な親子関係を作りながら情緒豊かなお子さまに成長してくれたら嬉しい限りです。