ど、どうしよう…子どもを産んだ途端、離婚したいって言われたよ…
こんなことが現実に起こります。私の実体験です。こんな時、あなたならどうしますか?
当時産後一カ月だった私は、パニックになりました。
今冷静になって思うことは、そのときの選択肢はたったふたつ。
離婚を受け入れるか、受け入れないか。
離婚は結婚の3倍大変と言われています。これから起こるであろう大変な日々と闘うためにも、いったん返事を待ってもらい、まずは自分と向き合いましょう。
話し合うのはそこからです。
離婚を決意したら
離婚をするにはどのような手続きが必要なのか、どのようなことを考えないといけないのかを知るために各機関へ相談します。
離婚後の生活がどうなるのか見通しをつけて、不安をひとつずつ解消しよう♪
婚姻費用の確保
夫婦にはお互いに生活を助け合う義務があります。離婚に向けた話し合いをしている間や、裁判をしている最中でも例外ではありません。別居をしていても、生活費を支払ってもらう権利はあるので、「婚姻費用」を請求する権利があります。
通常の生活を維持するためにも、毎月の金額の取り決めをしましょう。
※裁判所で調停を立てて取り決めることもできます。
各機関へ相談
管轄の役所へ相談
子どもを引き取り別居中の場合、児童手当の振込口座を自分へ変更することができる可能性がありますので、そういう相談も乗ってくれます。
- 別居中と証明できるもの(住民票など)
- 調停中の書類等
事情を話すと、悩みに応じた窓口へ案内してくれるので、話せる範囲で相談しましょう。
私の場合は、支援機関や児童扶養手当の手続き、などを教えていただきました。
保健師さんへ相談
里帰り出産後、1カ月で家に帰る予定が帰れなくなり帰宅予定も不明だったため、赤ちゃん訪問をどこでするか悩みました。保健師さんから連絡をいただき、そのまま伝えると、実家と家との役所の保健士さん同士で話し合ってくれました。結局、赤ちゃんの様子を見ることが優先とのことで実家の管轄の保健士さんが実家に訪問してくれました。
産後ケア事業は各自治体で内容が異なり、住民票がそこにあるかどうかで利用可能かどうかも変わるため、県外の方でも利用できるものを教えてくれました。
各自治体で保健師さんがいらっしゃいます。赤ちゃん訪問以外でも、子育てに不安があるときや家庭の事情で悩んでいる場合、各部署に内容を共有してつなげてくれるので、相談してみましょう!
弁護士相談
金銭的に余裕がない場合、「法テラス」がオススメ♪
無料法律相談。(※※収入、資産が一定額以下であることなど、条件有。)
1回30分程度を目安に同一問題につき3回まで利用可能。
詳しくは公式HPでチェック!※要予約
私が相談した時期がちょうどコロナ禍で混んでいたためか、初回の相談までに約1か月かかりました。当時は電話相談もできました。現在可能かはわかりませんが、小さな子がいて事務所まで足を運ぶことが難しい方は聞いてみては◎
早めの連絡&予約が安心♪
相談日が決まったら、内容を簡潔にまとめておこう♪
家庭裁判所へ相談
相手との話し合いが難しい場合は調停離婚を考えましょう。
家庭裁判所で、調停の流れを聞くと優しく教えてくれます。
自分もしくは相手の住んでいる地域の管轄へ連絡しよう!
裁判所は冷たく事務的な事しかせずお堅い場所というイメージだったので(ごめんなさい)優しい口調で的確にアドバイスをしてくれます。
あまり連絡をする場所ではないので勇気がいりますが、怖がる必要がないくらい優しい対応をしてくれます。
離婚前後に必要な事務処理の把握と家計管理
現在の自分の資産と、これからのお金の流れを把握しましょう。
保険、婚姻費用、見込み収入を確認し、こどもの学費が今後どうなるかなどをくまなくチェックしましょう。
◎財産分与などをこれから話し合うと思うので、資産は独身時代のものだけで考えるのがベター。
引っ越し準備や不用品整理
自分か相手のどちらか、もしくは二人とも引っ越しをすることになります。不用品の整理や、どちらが何を引き取るのかを余裕があるうちに話し合いをしておきましょう。
【その他】各セミナー参加
こどもを初めて産んでまだ1か月。子育てについて右も左もわからないまま、ひとりで戦っていかないといけないと思ったので、子育てセミナーの講座に片っ端から参加しました。
子ども参加型のもの、グループトーク型など様々で、自分自身が受講後奮起できるものがたくさんありました。そこでの出会いと会話で、家で落ち込んで愚痴り続けるよりも充実した時間を過ごすことができて気分転換にもなりました。
離婚と子育てのことを考えすぎて毎日が苦しい方は、一歩足を踏み出して参加してみると良いかもしれません。
これからひとりで子育てをしていくには、あなたの心身の健康が一番大事!時間があるときに居心地のいい場所を見つけておこう!
離婚を受け入れない場合
相手の話を聞いて話し合い
相手の言い分を聞き、否定をせずに受け入れましょう。
自分が思う事実と多少違うことがあるとしてもグッとこらえます。
決して言っていることを正そうとしたり、自分を理解してもらおうとしてはいけません。
「離婚したい」という相手の意志を変えようとすると余計にこじれるから注意!
夫婦カウンセリング
夫婦関係を修復したいときや離婚の話が出ているときなど、専門家が法律も交えてカウンセリングを行ってくれます。
(余談ですが…)私の場合
私も実際にふたりでカウンセリングへ行きましたが、相手がテーマを理解していなかったことで、お金と時間の無駄になってしまいました。
まとめ
離婚したいと言われたときに受け入れる場合と受け入れない場合の行動を紹介しました。
- 婚姻費用確保
- 各機関(弁護士・裁判所・役所・保健師など)
- 事務処理と家計管理
- 引越や不用品準備
- 各セミナー参加
- 相手の話を聞く、話合い
- 夫婦カウンセリング
各個人の考え方や元々の夫婦の関係性などにもよると思いますが、参考になれば嬉しく思います。今苦しい思いをしている分、今後多少のことではうろたえなくなります。今後の自分の明るい未来のために、ここは踏ん張っていきましょう!