コラムとエッセイ

公営団地の住み心地は?人間関係や生活音、メリットデメリットまとめ

社会人不適合者なのでは!?と最近思い始めているおさとちゃです。それに気が付いたとて、母ひとり子ひとりで生きていくことには変わりないので楽しく生きる方法を日々模索しております。

「心の余裕はお金の余裕」と、どこかで聞いたことがあるようなないような言葉を胸に、家にいながら稼げるように試行錯誤を繰り返し、家計管理を見直して「生活の満足度を下げずに支出を減らす力(貯める力)」を伸ばそうと注力しています。

今回は、家計管理の一環として固定費の中でも大半を占めている「家賃」について考えた結果、団地に住んでみるのはどうだろう?と思い実際に住んでみました。結論から言うと、家賃が半分になった上に超快適です。メリットとデメリットを見ていきましょう。

部屋探しから入居まで

団地にはいくつか種類がありますが、今回私が利用しているのは公営団地(都・県・市などが運営)なので、それについてお話しします。ほかに、URや公社賃貸などが当たりますが、その違いについて知りたい方はコチラの記事(URさんの記事に飛びます)がお勧めです。その違いをざっくりいうと、運営元の違いと収入などで入居可能かどうか変わる点です。

応募場所と時期をチェックしよう

公営団地に住むにしても、都営・県営か市営かでも受付場所が違い地域によっても変わります。また、民営の賃貸と違い、いつでも入居可能というわけにはいかず募集期間中に応募し、抽選後当選した方のみが入居という流れになります。応募は大体の場合、2~3か月に一回行っていて、特に人気の低い地域の物件は毎月募集しているときもあります。窓口の方に相談すると詳しいことを教えてもらえます。

内見は、抽選に当選した方しかできないため、中の状態が分からないまま応募しないといけないのはネックです。もちろん、当選後内見をして住みたくないと思えば断ることができます。ただし、応募から当選まで約1カ月かかり、次の募集で別の場所に応募するとなると募集から当選まで最低でも更に1カ月かかります。

内見

当選して内見をできるようになったら、応募した場所で鍵を受け取り見学することができます。特に付き添ってくる方などはいないため、自由に家族とみることができます。その際、部屋の破損部分など気になる部分を書く書類を渡されるので、そこに書いて提出したら入居前に直してくれます。

おさとちゃ

対応できない可能性もあるけど気になることは何でも書いてねと言われたよ。おさとちゃは換気扇の内側の汚れ、ベランダの鳥の糞、キッチンの引き出しの建付けの悪さを記入して提出したらすべて対応してくれたよ♪家賃安いし、ダメ元で書いたのに期待以上の対応で安心したことを覚えてるよ◎

入居が決まったら

礼金、仲介手数料、更新料などは一切かかりません。敷金が3ヵ月分かかります。(自治体によって敷金の月数は違う可能性があるので、参考まで。)駐車場を借りる場合は、駐車場の敷金も3か月分必要です。私の場合、初期費用約8万円のみの支払いで借りることが出来ました。(安い!)敷金なので、出るときに戻ってくる可能性が高いのもいいですね♪

支払いは、口座振替で家賃+駐車場を毎月引き落とされます。入居後、組費(一般賃貸でいう共益費のようなもの)を毎月現金で支払いがあります。

入居後 住み心地など

近所付き合いはどうなのか?どんな人が住んでいるのか?生活音はどの程度聞こえてくるのか?たくさんの不安を抱えて引っ越しましたが、その不安のほとんどは無駄な悩みとなり、引越前より快適に暮らしています。

生活音や内観、虫問題について

団地に住むにあたって、私が一番懸念していたことです。団地に住む前、民間の賃貸物件に住んでいましたが、壁が薄い&虫が出やすいことがネックだったので次に住む場所はそうでない方がいいなと思っていました。

運よく角部屋に住むことができたおかげか、周囲の住人が優良なのか生活音が聞こえることはほぼありません。今まで住んだことのある物件の中で一番静かなのではないかと思うくらい静寂した夜を過ごせて快適です。小さいクモやコバエなど、たまに虫は出ますが許容範囲で、心配していたほどではないため、安心して暮らしています。

デメリット

全窓に網戸がない(自分で用意が必要)

湿気が常に70%以上(換気することで60%前後にできるがまだ網戸設置していないためこれからの季節虫問題が不安)

冬は極寒。床にラグ必須。玄関、廊下、風呂、脱衣所は死活問題。次の冬までに解決策を見つけなくては。

◎まだ夏は過ごしていないため、何かあったら追記します。

ちなみに、おさとちゃが住んでいる団地の内観はこんな感じ。畳の部屋はひとつで寝室にしています。2LDKで思ったより広いし、キレイ☆民間の賃貸と遜色ありません。

◎なんか雑な写真ですが、雰囲気伝われ~!!

ご近所関係問題と係など

団地に住むと考えたとき、この問題を一番に思う方は多いと思います。実際私も思っていました。「変な人がいたらどうしよう」「毎月掃除とか関り合いがあるんだよね…」と思いつつも、子どもがたくさんの人と関われる機会が増えるかもと前向きに考えながら入居を決めました。…が、想像以上にどの家の方とも会う機会がない!!です。

ある程度覚悟して入居したので一番驚きました。会ってもあいさつ程度で、特に面倒な人もいません。それどころか、幼い子どもを連れて歩いていたらニコニコして話しかけてくれるではありませんか!!(涙 先日、初めて掃除にも出てみましたが何を話すわけでもなくみんなで草むしりをしたりゴミを拾って来月の掃除の予定や今期の役員さん(組長)の紹介をして終わりました。出たくなければ罰金1000円支払えば、出なくてもOKで出てこないことについて何か言うような恐ろしい感じの人もいませんでした。

住んでいてわかったのは、意外と小さなお子さま連れの家族も多く住み、私のようなひとり親の方も多いということです。掃除のとき、子どもが仲良くなれる子が来たりするかな?と少し期待をしましたが、みなさん欠席されていました。

おさとちゃ

小さな子が複数人の家庭は連れて出るのはきついからかも…。罰金1000円なら支払って欠席した方がいいと思う人が多いのかな?? 朝8時から掃除して、いっぱい汗かいて意外とおさとちゃは楽しかったよ♪

特に気になることもなくあっさりしていて、人間関係で悩むこともなさそうです。そして、小さなお子さま連れや、ご高齢の方が多く住んでいるので子どものことも温かく見守ってくれている感じがして私にとってとてもいい環境で、引越て本当に良かったという感想です。

番外編 団地に住むのは恥ずかしい?

今回の記事を書くにあたって、下調べをしていたところこんな相談をしている方がいたので勝手にこれについて考えます。

うちの家はずーっと団地です。一戸建てなんて住んだこともありません。やっぱり団地は恥ずかしいですか?団地に住んでる人のイメージってどんなのですか。貧乏人って言われてしまいましたので・・
正直にアドバイスおねがいします。

https://question.realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/1211679232/

回答されている方の意見含め、とても勉強になりました。そんなこと考えたことなかったし、今の暮らしが良すぎるので。すでに締め切っている質問のため私が勝手にこれに回答するならば、「言わせたい人には言っておけ」です。自分が快適な暮らしをしているのであれば、どこに住もうと誰がなんと言おうが「そうなんだ」と思って特に気になりません。家に引きこもりがちだからなのかな…? これから団地に住もうと考えている方で、こう悩んでいる方がいたら、このことについては自分や家族とよく話し合いをして家族全員が一番幸せに暮らせる場所を選んでくださいね♪

まとめ

今回は、団地に住むことのメリットデメリット、実際住んでみての感想を中心に、人間関係の有無などについて紹介しました。

メリット
  • 初期費用が安い
  • 民間の賃貸と内観も遜色なく家賃が安い
  • 子育て世帯は安心
デメリット
  • 湿度が高い(換気で解決
  • 冬場は床や風呂場が寒い
  • 毎月 掃除か罰金あり

団地に住んだとしても人間関係もほぼなく、生活音も気になりません。掃除の罰金も1000円程度なので共益費と思えば一般賃貸に住むのとそう変わらないのではないでしょうか。家賃を抑えたい方は、次の引っ越し候補にいかがでしょうか。